ライブ参戦備忘録

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「染、色」 配信を見て

こんにちは。

前回のリアル観劇したレポ、3万字越えててここに加筆修正するのだるい!と思っちゃったので別記事にしました(おい)


シゲアキ先生を始め、関係各所のおかげで配信され、無事に何度も考察することができるようになって本当に感謝です…。

お陰様で如何に自分の記憶力がダメダメかはっきりしました()
本当に現場行ったとき、1つの衝撃でそこまでの記憶すっ飛ばすのやめたい…



とりあえず自分の記憶が間違っていたなぁというところと、改めて視聴してここ、やっぱりこうだったのかな、っていうところを殴り書きしていきたいと思います。

見て思ったこと吐き出したくなる舞台すぎる。



ちなみに7/11朝時点でリアル観劇1回、配信観劇2回、原作1回読み直しました。
めちゃくちゃ憑りつかれてる()





まず間違ってた部分は深馬と真未が最初に一緒に描いたの、羊じゃなくて山羊と蛇みたいです。
角だけで羊と思ってたけどもふもふしてなかった()

あと、その後杏奈ちゃんのお家に行って鍋を作るところ、ちゃんと深馬君何回か「ごめん」って伝えてましたね。
なんで言ってないと思ったんだろうか…

その他、シーンの順番も諸々違ったんですけど、それは訂正し始めるとキリがないのでやめます(このコーナーの意味)
こいつ、こんな間違うなんて興奮しすぎだろ、と笑っておいて下さい…






で、改めて考察ですね。


リアル観劇のときは座席が後方かつ私が双眼鏡使わない主義なのもあって気づけなかったんですけど、深馬の腕に色がついてるの、白一色じゃなかったんですよね。
真未が舞台上で塗った色が順番についてるの。
展覧会の絵に描き足したときの白色、深馬と山羊の絵を描いたときの蛍光っぽい黄色、初めて深馬を家に呼んだときのピンク色、北見たちにスプレーを振りかけた後、深馬を連れて家に帰って来たときの青色。
でも、深馬が自分の腕にスプレーを振りかけるシーンはないのよね。
最後の真未がいなかったんじゃないか、ってなるシーン以降だけ。
気付いたらスプレーが腕についてる感じ。

これを考えるとやっぱり真未は深馬だから、真未が振りかけたスプレーの色が深馬にもあるんじゃないか、と思えちゃいます。



あと、最後退院した深馬がパーカーを脱いだときのTシャツ、真っ白じゃなくて所々に染みがあるんですよね。
「1度ついた染みは消えない。」
最初は真っ白だった深馬に真未が残した染みなんだ、って震えました。
後列から裸眼では見えなかったの悲しい()
ほんと、配信して頂けなかったらこれ気づけてなかったです…
改めて本当に感謝…。




で、こうして気付いた点もあれば、やっぱりこんだけ見ても分からないシーンだらけなんですよね。

上手く文章を繋げられる自信がないので配信見ながら箇条書きにします。
こういうことかな?って自分の中で仮説があるシーンはそれも書いときます。
これ、殴り書きメモなので。



・最初に暗転して舞台が始まる前
やっぱり、小鳥のさえずりが先で、その後に音楽、そして暗転という形。
勝手に美大って自然豊かっていう偏見があるけど、もしかしてここの時点で深馬は外で絵を描いていて、熱中症になったんじゃないか、という仮説が消えないんですよね。
それに、絵を描いている音の中にページをめくる音もあるし。
キャンバスに絵を描いているというよりは、スケッチブックにデッサンしているように聞こえるんです。
まあ、油絵を描く音が正確に分かるの?って言われたら美術を高校から選択してない人間には全く分からないんですけど()
ただ、ページをめくる音はやっぱりキャンバスではありえないと思うから、明転したときにいる深馬が描いている音ではないような気がするんですよね…。
一瞬だけ、全然違う、絵具のついた筆を水で洗って水を切ってるような音もするから微妙なんですけど。



・深馬→杏奈の気持ち(最初)
冒頭で北見に杏奈の話をしてるときの深馬、めちゃくちゃ杏奈に興味ないですよね。
北見はたぶん軽い遊びで女の子と色々連絡取ってるし、女の子もそういう遊び感覚なのに対し、杏奈は一途に深馬を想ってるんだから違うだろ!って言いたいんだと思うけど、深馬はその違いが分からないって本気で思ってそうなんですよ。
この後、先生が「北見が声をかけたのに深馬を気に入った子」みたいに杏奈のこと喋るから杏奈が好きで深馬と付き合うことになったのかな、と。
だから深馬は杏奈に興味がないまんまだし、杏奈は深馬と距離を縮められなくてずっと「深馬君」呼びなのかな…。


・秋の桜
間違えて秋に咲いちゃった桜、ほんとに一体何を表してるんでしょうね。
深馬自身っていうのが1番妥当な気がするけど、深馬は自分のどこを間違って咲いたと思ってるんだろう、っていうのが私は分からないんですよね…。
入学のときだけたまたま上手くいったことなのかなぁ…。


・最後の展覧会の絵
あえて下書きを残した絵にしようとしてることに対して「なんだってありだよ、面白ければ。」って言う深馬のセリフ、後で真未も深馬に伝えるんですよね。
深馬はパースが狂ってると思ってるけど、真未はそれを「どうでもいいよ、面白ければ。」って返すんですよ。
やっぱり、真未は深馬の中にいる存在だし、深馬の美術的感性そのものなんじゃないかな、と思っちゃいます。
それに、この一連のシーンで深馬は普通に楽しそうに笑うし、絵に対しても自由に考えてるような気がするけど、真未が現れてからその部分と分離してしまったんじゃないかなという感じもします。


・杏奈が倒した絵を止める深馬
リアル観劇したときと1番印象が変わったかもしれないシーンです。
リアル観劇したときは、キスしようとしたところをみんなに見られて、気まずくなったのを誤魔化してるように見えてたけど、深馬、自分の手を見て笑うし、他のみんなは気まずいというよりは大丈夫なの…?みたいな雰囲気に見えるんです。
もしかしてこれ、深馬がその日描いてた油絵の箇所に手をついてしまって、絵が変わってしまったんじゃないかな、って。
この後で油絵は乾くのに時間がかかる、とも言ってるし。
白紙のキャンバスなので正確には分からないけど。
ここで手や腕に油絵がついて絵が変わったことで深馬の何かが変わっちゃうんじゃないかなって。
だから、ここで舞台が染まってタイトルが出てくるって考えるとめっちゃ納得してしまった…。
しかもその次の展覧会のシーンから深馬はTシャツだけじゃなくて上着を着て出てくるようになるんですよね。
真っ白だった深馬に何かしら影響が出たこと表してるんじゃないかな…。


・展覧会の北見・原田・杏奈の会話
最後に真未は深馬だったと分かるシーンでもう1度ここの会話シーンは来るんですけど、会話の内容が違うんですよね。
本当に同じシーンとして扱いたいならわざわざ会話変えないと思うんですよ。
だから、この時点で深馬の認識と実際に起こっていたことは違っていたんじゃないか、という仮説です。
あと考察ではないけど、リアル観劇したとき「時給は?」「2万。」「2万?!」「ドル。」「ドル!?」って会話があったの思い出しました。
配信にはドルの話なかったけど(笑)
2万ドルはえげつい、って思ったの思い出した(笑)


・スプレーアート
原作、ちゃんと読んでから観劇してるけど、読んだの最初に舞台決定した1年前で、直前に読むか悩んだんですよ。
でも、一緒のようで違うところがたくさんある、みたいな話だったし、あえて読み直さない方がいいかな、と思ってそのまま観劇したんです。
で、配信も見てやっぱりもっかい原作も読もうと思って読んでたんですけど、そもそもスプレーアートを始めたのは主人公じゃなくて主人公が出逢う女の子の方なんですよね。
しかも、絵を完成させられないのもそっち。
短時間で描かないといけないスプレーアートをやって絵を完成させられるように、っていうのでスプレーアートを始めてるんです。
深馬がスプレーで絵を描いたのも、もしかしてそういう意味があったのかな、と。
完成させたい意志は深馬にはないかもしれないし、どちらかというとむしゃくしゃして、の気持ちが大きいような気はするけど。
でも、この原作の動機も少なからず入ってたんじゃないかな、と思います。


・深馬の寝方
最初の恐竜の骨になるスプレーアートで深馬が線を描いた後、寝るじゃないですか。
そのとき、寝返りを打つんです。
それが、最初のこの時と、後で真未は深馬だったと分かるシーンで逆なんですよね。
これも別に同じように客席に寝返り打ってもいいはずなのにわざわざ変えてるのは、展覧会の会話と同じ意図なのかな、と。
深馬の意識と現実の差、みたいな。


・杏奈の面接
杏奈、最初の面接めちゃくちゃしどろもどろやし、目線もすごい泳いでるし、用意した答えを頑張って探してる感がすごいんですよね。
でも、後半の面接では真っ直ぐ目を見て答えてるし、用意した回答を、というよりは自分の答えで話せてる感じがして杏奈の成長を感じる場所。
杏奈は途中、深馬のように変わりたいって言ったけど、実際この物語で1番変わったのは杏奈なんじゃないかな、と思いました。


・先生から企画展の話を持ち掛けられた深馬
深馬が先生に「何を描けばいいのか分からない」と持ち掛けたのはここなんですよね。
でも、先生がポリダクトリーのフリをしていたときに「展覧会の前まで」って言うんですよ。
これは展覧会の後だし、この時までに先生に相談していたのかもしれないけど、やっぱり「企画展の話をしたとき」とかの方が正しい気がするんですよ。
文脈とかリズムとかの関係なのかもしれないけど、何かしら意図があったんじゃないかな、と思えなくもない…。
あと企画展の話を先生にされて、でも悩んでる深馬が先生に耳打ちするじゃないですか。
リアル観劇のときは自分が描いた絵じゃないことを伝えたのかと思ったけど、もしかしてお父さんが倒れて介護が必要になるかもしれないことを伝えたんじゃないかな、と。
この期間でこれだけの絵が描けるほど自分に時間があるか分からないって言いたかったんじゃないかなぁ…。


・深馬のスプレーアート
これも絶対意味があるやつね。
最初骨で次が卵なので、そこは死から新しい生なのかな、って思うんですけど、その後の花と山羊&蛇が分からないんですよ。
別の人の考察で山羊と蛇の部分は神話なんじゃないかな、っていう話も見かけたのでそういう分野なのかもしれない…。
シゲアキ先生の知識深すぎて怖い()
ついでに、最後の山羊と蛇の絵に関しては、真未が深馬だったと分かったシーン以降色がなくなるんですよね。
ここも大事なポイントだと思う。
でもどう大事なのかが分からない…()


・真未を見つけた深馬
一瞬、真未のフードを取って正体を見た深馬が驚く理由、原作の主人公がスプレーアートを描くのは男の人だという偏見があった、というところと同じ理由なのかな、と原作読み直して思いました。
だから女の子だったことに驚いたのかな、と。


・スプレーを吹きかけて腕を洗う真未
この意味も具体的に言葉にできないけど、真未にとってスプレーの色は大切なものだから身体に吹きかけることが汚すじゃなくて洗うになるんだと思うんですよ。
でもこの真未にとってのスプレーの色って何なのかがまだ分からないですね…。


・6本目の指
ここはやっぱり真未のことだと思います。
出てきた名前は「孫指」「スピ(スピリチュアル)指」「二股指」「犯人はお前だ指」「コンクリの隙間から生えるタンポポ指」「卑猥な大根指」「曲がったモヒカン指」「先生の「で」っていう口癖指」「スターバックスの緑茶指」「知らない人の第2ボタン指」「絞めのラーメン指」「その後のバニラアイス指」「次の日の胸やけ指」「三日酔いの迎え酒指」
ちなみに発言した人で分けると
真未:孫指、二股指、曲がったモヒカン指、スターバックスの緑茶指、締めのラーメン指、次の日の胸やけ指
深馬:スピ指、犯人はお前だ指、コンクリの隙間から生えるタンポポ指、卑猥な大根指、先生の「で」っていう口癖指、知らない人の第2ボタン指、その後のバニラアイス指、三日酔いの迎え酒指
ですね。
連想ゲーム的な部分もあると思うけど、やっぱり不要なものを意味してそうな言葉が多い気がします。
6本目の指は不要だ、ということなのかな、と。
「犯人はお前だ指」くらいまでは本当に真未を表してる気がするんです。
孫指:家族とは限らないから却下される指なので家族のいない真未を表してるのかな、と。
スピ指:真未は最終的に実在しない人物なのでスピリチュアル的な存在
二股指:深馬としては途中まで真未と杏奈2人と関係を持ってる気持ちのはず。だから多少の罪悪感があるし、二股してるような状態。
犯人はお前だ指:絵を壊した犯人は真未(実は深馬)


・肩車で塗りつぶした染み
これも絶対何かを表してると思うんですよ…
上の階の人が零したのであろう変な染み、めっちゃ意味深じゃない?
なんてことないのかもしれないけど、なんか意味がありそうな気がしてしまうフレーズだなと思います。


・深馬の生い立ち
これもやっぱり深馬が自分は非凡ではなく平凡であると思いたいのかな、と。
絵の塾とか、美大の予備校とか、本当に普通の人は通えないと思うし。
そもそも絵を習ったことがない真未がそれを普通と言うのも違和感があるし。
でも深馬がこれを平凡だと思いたいのは、美大じゃなくて普通の四年制大学に通うことを考えたら、塾に通って予備校に通って大学に合格するっていうのはごくごく一般的なルートであると思ってるからなんじゃないのかなぁ、と。
なのに天才というか、才能があるという風に見られてることが深馬の中で違和感だったのかもしれないな、と思います。


・BGMのピアノ
真未の家から杏奈の家に映るところのBGM、わざとずれて聞こえるようになってて、ここも不思議な感じがしたなぁというメモ書きです。
全体的にピアノが主となってるメロディーで、調とかもきっと同じようになってるんだろうな、と思うんですけど、これも絶対音感ではないから断定できない ()


・ピンクの塗料
真未が深馬の首元に吹き付けたピンクの塗料。
汚れているから、と拭いてあげる杏奈に対してすぐにそれを止めてシャワー借りるから、と言う深馬。
その後、少しだけふき取った塗料を見て杏奈が怪しむんですよね。
きっと、美術素人の杏奈でも拭き取った塗料が深馬の専門とする油絵の絵具じゃないことに気付いたんだと思うんですよね。
だから、どこでこの塗料を付けたんだろう、って違和感になったんじゃないかな。
3人の中で絵を専門にしてるのは深馬だけだし、自分の知らない人物の存在をここで感じとったのかな、と。


・深馬が突然スケッチブックに描いた絵
急にスケッチブックを取り出して描いた絵を見て杏奈が驚くんですよね。
ここでなんで杏奈は驚いたんだろう。
あとここのスケッチの音と最初の始まるときの絵を描く音が同じように聞こえるのでやっぱり最初は絵具で描いてるんじゃなくてスケッチしてる音なのかな、と思うんですよね。
あの水を切ってる音だけ違和感ですが。


・滝川先生のスケッチブック
真未が滝川先生のスケッチブック見つけたとき、深馬の展覧会の絵じゃない?って声かけるけど、ふとなんで真未は深馬が展覧会に出した絵を知ってるんだろう、と思っちゃったんですよね。
この時点でまだキャンバスには展覧会の絵がかかってたのかもしれないけど、実際には白紙なのでそれが展覧会の絵なのか、全く別の絵なのか、企画展用に描くための白紙のキャンバスなのか、見てるだけでは分からないんですよね。
セリフにはないけど、その前に深馬が説明してたのかもしれないけど、どちらかと言うと真未は深馬だから言われなくても知ってた、と考える方がスムーズというか。
シンプルに真未が展覧会の絵にも描き足してることを深馬が認識してるから何も言わなかったのかなぁ。


・深馬と滝川先生
深馬も真未も滝川先生について良い人だという共通認識があるんですよね。
だからポリダクトリーのフリをしようとした滝川先生に深馬はあれだけ驚くし、怯えるんじゃないかな、と。
深馬は深馬自身としても、真未としても滝川先生のこと信用してたのに、っていう。
それだけ信頼されてるところから裏切る滝川先生の役どころ最高すぎる(考察には関係ない)


・真未と深馬が描く街の絵
ニュースのアナウンスが入るところで描いてる街のような絵、最後にひっくり返すんですよ。
これも意味があると思うーーーでも分からんーーー!!
これも何かを比喩してるんだと思うんですよね。
わざわざひっくり返す意味ないし。
見えてる世界を逆転させて、っていうメッセージなのかもしれないけど、もっと違う意味がある気がする…。


・真未が描こうとした絵を止める深馬
この辺りから深馬が隠してきた本能的な部分である真未の方が表に出ようと暴走を始めてるのかな、と。
そこまでは真未との会話が楽しそうなのにここから怒りが増えるんですよね。
本当は表に出したくない真未が深馬を抑えて前に出てこようとしてるのに対して深馬が怒って止めようとしてる気がします。


・深馬と北見
杏奈を泣かせた深馬に対してこの時点で北見はもう深馬に嫉妬というか、黒い感情が隠せてない気がします。
対して深馬も真未に言われたことで北見に対してこれまで隠していた感情が出てきちゃう、みたいな。
あとシンプルに客席からは正面しか見えないけど、カメラワークによって北見の方見てる深馬の冷たい目が配信で分かってしまってめっちゃしんどいですね。
そういう目大好きです(聞いてない)


・スプレーを隠されて泣きじゃくる真未
家に帰って来た時、自分を落ち着かせるように腕にスプレーを吹きかける真未も気になるけど、やっぱりここで気になるのは泣きじゃくる方ですよね。
初めて真未の弱い部分が出る、というか。
その時の真未は黒い服じゃなくて白なんですよね。
これが何を表してるのかはやっぱり分からないけど、この後から深馬の服はベージュではなく黒の上着に変わるので、ここが深馬にとって何かしらのポイントであることは確かだと思います。
ここまで分離していたのが、本当の意味で真未と一体化した、ということなのかな。
原作の方にもスプレーを隠すシーンとそれによって泣きじゃくる女の子のシーンはあるんですよ。
セリフも一緒。
でもここでは、女の子にとってスプレーが何を意味してるのか分からないままで進んじゃうんです。
答え合わせもないまま。
舞台もそうやって進むけど、真未が深馬であるという時点で少し意味するところは違うような気がするんですよね。
だから真未にとってのスプレーが深馬にとっての何かであるはずで、セリフのやりとりとしては、全く同じ内容が繰り返される深馬の企画展の絵が当てはまるのかな、と思うけど、それだけじゃない気がするというか。
絶対大切であるシーンほど全然自分の解釈定まらんの、読解力の無さがバレてつらっ…


・絵を壊された深馬
「また死ねなかった」というセリフが気になりますよね、やっぱり。
「また」ってことは複数回目っていうことだし、この前にも死ねなかった作品があるということで。
深馬の今までの作品を指してるのか、また別のことなのか…。


・セリフもなく舞台を歩く原田
あんまちゃんと見えてなかったけど、これ、原田が隠しカメラを回収してるシーンだったんですね。


・最後のスプレーアート
深馬が真未と描いた実質最後のアート。
でも今までの絵と違って映像として動くし、最後には全然違う目になるんですよね。
中々にリアルでぞっとするんですけど、この目は何を見てるんでしょうか。
深馬と真未が描いたものではなく、誰かが見ている、っていう比喩だとは思うけど。


・杏奈が会いに来たときの深馬
黒深馬になって完全に怒りの感情の方が上に来てるし、真未が元の深馬を上回ってると思うんですよ、この辺。
それを知らない杏奈が内定の話を深馬にして、深馬にちゃんと自分は好きだよ、って伝えるじゃないですか。
一瞬、ここで深馬が正気に戻るというか、何かに気付いたような目をしてるように見えるというか。
真未の方が前に出てきてる深馬が一瞬葛藤してるように見えました、私は。


・手型を重ねる深馬
偽物の犯人を捜してるはずの深馬が最初の絵のところで一瞬、手形に自分の手を重ねるんですよね。
指をずらして、真未の指とも重ねて。
この手形を重ねる場面、原作にもあるんです。
原作は指じゃなくて、普通に手が2つあるから、手形をそのまま重ねるんですけど、片方は重なるのに片方は全然違う形っていう表現で、2人を感じるようになってるんです。
ここで深馬の指は真未の指と重なったんでしょうか。
それとも、やっぱり真未の指と深馬の指は違うから重ならなかったのか。


・隠しカメラの映像
原田が見せてくれた隠しカメラの映像。
ここでは真未が壊す姿が見えてるけど、実際はもうこの時点で深馬が壊してる映像だったんじゃないかな、って思うんです。
深馬はまだ真未の存在を信じてるから真未に見えてるけど、原田は真未のことなんて知らないからもっと慌ててもおかしくない気がします。
深馬自身が壊した映像が残っていて、でも深馬は知らないような感じだったから原田もどうしたらいいのか分からなかったんじゃないでしょうか。
それに飲み会のところで深馬が壊した映像が流れる方と深馬のセリフが一緒だと思うんですよね。


・深馬と真未の最後
「君は一体誰なんだ」「誰かなんてそんなに大事なことなのかな」
最後を知ってからこのセリフ聞くと全然聞こえ方が違いますよね。
そもそも滝川先生とのシーンで「誰がお前を変えた?!」に対して真未を隠さないといけないとかじゃなく、深馬は「誰でもありません」って言うんですよ。
深馬は分かってないけど、本当はこの時点で深馬自身、真未の存在に疑問を抱いていたのかな、と。
で、「君は何にだってなれるんだよ」って真未が伝えて抱きしめた後、深馬の意識が飛びそうになるんですよ。
ここだけ見ると、深馬死ぬの?って感じがしなくもないんですよね。
この後熱中症で倒れてたところから起き上がるシーンになるので、もしかすると本当に死ぬところだったのかもしれないし、真未がそっち側に連れて行こうとしたのを正気に戻って起きることができたのかもしれない。
現に、そこからふって正気に戻って真未から離れていくんです。
ちなみに「君は何にだってなれる」原作にも同じセリフがあって、シゲアキ先生がこの作品で大事にしてた一言なのかな、と勝手に思ったり。


・叫ぶ深馬
ここも深馬が何に対して叫んでるのか、って聞かれたら私は分からないんですよね。
真未という才能と乖離したからなのか、真未と描いた絵を自分だけのものにできなかったからなのか、真未に見せつけられた真実があまりにも辛かったのか。
とりあえず分かることはここのシーンを演じる正門良規のこの先の俳優人生楽しみ過ぎる(考察ではない)


・病院
ここで起きたことで今までの夢というか、真未との日々から覚めたんじゃないかな、って思うけど北見と原田が深馬に先生が捕まった話をするのもここなんですよね。
熱中症で1週間意識ないの、だいぶやばいと思うし、だからこそここからが現実でそれまでは深馬の意識下だと思いたいけど、ここの会話もまだ深馬の意識とリンクしてるんですよね。
現実には滝川先生は捕まってないし、ポリダクトリーはロランスさんの企画なのに、そうなってないし。
この会話も深馬の意識下で変えられてしまったものなのかもしれないけど。
ここというよりは、この後の深馬君の一人語りの部分が現実との境目なのかなぁ。


・真未の最後
深馬の1人語りが終わった後、真未が1人で動くじゃないですか。
そこ、深馬なしの2人で描いてたところの再現なのかな、と思ったけど、後ろ回りしてたりして、どちらかというと真未なしの深馬を再現しているのが近い気がしました。
だから何なのか、って感じですが。


・深馬が再現する真未
真未として描いたときの笑顔が大好きなんですけど、考察じゃないので大好きだというメモだけ残しておきます()
満足気に笑う深馬めったくそ好きです!!!!
で、考察の方ね()
ここからの再現、どこまでが深馬でどこからが真未か途中で分からなくなりませんか?
私の読解力低すぎ?
展覧会と恐竜の骨のところとかは分かるけど、スプレーを持って怯える深馬が深馬なのか真未なのか。
再現なのか、今なのか。
スプレーを隠されて泣きじゃくった真未にも見えるし、真未がいなかったんじゃないかという不安で真未が使っていたスプレーを抱きしめて存在を確認しようとする深馬にも見えるんですよね。
どちらか分からないようにされてるのかな。



・終わり
終わり方は、完全に原作と一緒だと思うんですよね。
自慰してるシーンがあったのは覚えてるけど、そうか最後杏奈に電話して終わるのも一緒かって原作読み直して気付きました。
こんなに違うストーリー辿って来たのに最終的にちゃんと終わり方一緒になるようになってるの、ほんとシゲアキ先生怖い…。
あと最後真未が後ろにいて、しかも白い服で、桜が降ってくるのもたぶん最後の伏線回収っていうことだろうし、この桜は秋に咲いた桜なんだろうけど、どう回収されてるのか分からなくて辛いー。
秋に間違って咲いた桜は真未のことだったんでしょうかね。




結論、配信を見ても(見ながらこれ書いてるので合計4回見てる)、分からないところだらけなんですよね。
ここ、どうだったんだろうって一生議論できそう。
どうか少しでいいから答え合わせしてくれないかなーー!!!無理だろうなーーー()
シゲアキ先生、そういうの考えさせるの好きそうだもん(超偏見)
メンバー特権で解説してもらったAぇまじでずるい←



まあ、とりあえず自分がこの作品を見て考えたこと、ちゃんとメモ書きで残したかったので満足です。
きっと数年後見たらまた全然違う印象を覚える箇所がたくさんあるだろうし、その頃にようやく分かるシーンだって出てくるんじゃないかな、と思います。
ってか来てほしい()




というわけで、この記事はここまでで終わります!
こんな駄文読んで下さった方いたらありがとうございました!
あと最初にも書いたけど、配信決定して下さった関係各所の皆様本当に本当にありがとうございました!!お陰様でこんなにたくさん考察することができて楽しかったです!!!!!


以上!
次は夏松竹参戦してから書きます!
お疲れ様でした!!!