ライブ参戦備忘録

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「アマデウス」10/14 大阪松竹座

 

どうも、7月から5か月連続で現場に入る者です←

 

さあ、4か月目の今日は先日東京千秋楽を迎え、大阪松竹座にやってまいりました舞台「アマデウス」です!!!!

 

まあ、FC枠のお金出す余裕なんて欠片もないので松竹座からの一般販売でチケット入手いたしました(笑)

 

どうせなら最後列で後ろの人を気にせず見たい!

でも正面からも見たい!

そんな私の願いを叶えるかのような座席が余っていたので3階席最後列での鑑賞。

 

でも松竹座って狭いんですよね。

うん。見えるやん。

 

舞台には小さいテーブルと大きめのテーブルだけ。

あと床に敷物?が敷いてありました。

まあ、後でわかるんですけど、この大きめのテーブルはピアノなんですよね。

上から見たけどちゃんとはわかってなかった←

 

開演5分前くらいで携帯切っちゃったんでいつ始まるのかとそわそわしてるとどこからか風の音が。

 

それは実は人々が噂する声。

 

「サリエーリ」「サリエーリ」って。

 

 

 

 

冒頭は松本幸四郎さん演じるサリエーリの晩年から。

 

私たち観客は未来の亡霊という設定。

サリエーリは翌日の朝に命を絶つことを決意していて、最期の晩に自分の犯した罪を告白する、という設定。

 

ちなみに最初の人々が「サリエーリ」「サリエーリ」って噂していたのはサリエーリがモーツァルトを殺したのではないか、という噂。

サリエーリの家から叫び声が聞こえることや、モーツァルトが死に際にサリエーリの名を口にしていたことが根拠。

でも、噂は噂なだけ。

それを話してやろう、みたいなこと(だったはず)

 

このときの幸四郎さんが本当にすごい。

動きも喋り方も完全に晩年の老人やし、でも甘い物に目がなくてね、みたいなとこではクスッとできる面白さもあるし、何より声の迫力がすごい。

本当にすごいお芝居見に来たんだな、とここで改めて実感しました。

 

そして幸四郎さんが羽織っていたローブとかを脱ぐと舞台は時代を遡り、サリエーリがまだ宮廷に勤めていた時代へ。

 

サリエーリはイタリアの商人の出身で、小さな町に留まることに嫌気がさしているところで音楽と出逢い、音楽を通じて神を信仰するようになる。

そしてまだ少年だったサリエーリは神へ仕える代わりに自分に名声を与えるよう契約を交わす。

契約は見事守られ、サリエーリは純潔を貫き、宮廷作曲家としての名誉を手にする。

とは言いつつも、宮廷作曲家は宮廷の中ではまだ上の地位ではないのでほかにも男爵や皇帝などの登場人物がいる。

 

ほかの登場人物を紹介する度に1回一時停止みたいになるのもすごいなって。

そういえば亀梨君の靑い種子は太陽の中にあるのときも一時停止みたいなのあったかな?

でもあんな長くなかった気がするので、やっぱりすごいです。

 

そしてその後モーツァルトの噂が宮廷にも届き始める。

 

天才少年と言われたモーツァルト

この時点で25歳。

皇帝が宮廷へ呼ぶことになる。

 

確か宮廷のどこかの男爵のお家で演奏会を開くとかやったかな?

とりあえず、そんな感じで←

男爵のお家の書斎でお菓子を摘まんでいたサリエーリは入口から入ってきた人からすると死角になる場所でゆっくり大好きなお菓子を食べる。

すると、サリエーリがいるなど全く知らないモーツァルトとそのフィアンセが登場。

 

まあ、これが小学生(笑)

下ネタバンバンいうし、普通にこれ、兄組のラジオじゃね?みたいな(笑)

あと照史君の独特の笑い声が健在すぎた(笑)

 

動き1つ1つが軽快やし、笑い方は安定やし、甘える感じの声は子犬かよ、と思いましたね。

 

サリエーリもあいつがモーツァルト?みたいな。

そりゃそうだよね。

天才少年と言われたヤツがあんな下ネタ言っちゃあね(笑)

 

ちなみにこの時点ではフィアンセはフィアンセで、結婚はしてない。

モーツァルトのお父さんの許しがないらしい。

もう25歳なのに、っていうくだりは後であるのでその時に(笑)

 

そしてその晩の演奏会でモーツァルトのセレナーデを聞いたサリエーリは衝撃を受ける。

あまりにも美しかったから。

 

ここでサリエーリが音楽的なことちょっと解説してくれるんやけど、ホルンなかったよね。

たぶん低音のとこだよね。

寂しかった←

 

オーボエクラリネットがとりあえずおいしい。

さすがはオーケストラの歌姫。

フューチャーされておりました。

 

私も好きだよ、オーボエの音色、と思いながら見てました、楽器歴7年目の者です。

 

 

あまりの才能に衝撃を受けたサリエーリはしばらくモーツァルトを避けるようになる。

同時にほかの作品を集めさせ、吟味。

大したことない、と感じたサリエーリはやっぱりモーツァルトに会うことにする。

 

ここでサリエーリはモーツァルトのために行進曲を作ってあげて弾いてあげるんですけど、モーツァルト無邪気に登場してガン無視(笑)

もうほんま、1個1個の動きがかわいい。

で、時々出てくる「アハっ」って笑い声にいつもの笑い声を感じてならない(笑)

 

このときにモーツァルトは皇帝からオペラの作曲を委嘱される。

 

あんまりオペラについては詳しくないんですけど、ドイツはそんなに有名じゃないのかな?

まあ、確かにオペラって巻き舌のイメージあるしね。

イタリアなのかな?

そこでドイツのオペラなんて、みたいなこと言ったり、イタリアじゃないと、とか歴史を感じた。

そういう音楽史、ちゃんと勉強してないからなぁ・・・

純粋に今吹きたいものを吹いてる勢←

 

で、男爵たちが去った後にサリエーリと2人になるモーツァルト

さっき作ってもらった行進曲をアレンジ。

ここ、ほんまに弾いてたのかな?

予想は所々音源かな、なんですけど(笑)

でも弾いてたらすごいよね。

ライブでも弾こうね。

 

ここでも若干音楽的なこと。

サリエーリさんのを「ここ、3度じゃなくて4度の方がいいですよね~」って勝手に変えちゃうモーツァルト

3度とか4度の意味はわかるけど、絶対音感はないからどこから4度上げたのかがわからない←

絶対音感ほしいー

これ絶対ピアノやってる人が見たらもっと面白いと感じた場面。

 

へへへ、って言いながらさらっと弾いちゃうのに嫉妬を覚えるサリエーリ。

しかもモーツァルト、サリエーリを小馬鹿にするんですよね。

「彼を最も殺したいと思ったのはこの時だったかもしれない」みたいなセリフが会場の笑いを買うっていう(笑)

 

その後、オペラを完成させたモーツァルトは主演の女性歌手にサリエーリの1番の教え子を選ぶ。

しかも手を出す。

サリエーリがずっと我慢してたのに。

はい、サリエーリはもう嫉妬だらけです。

 

ここからサリエーリは逆にモーツァルトのフィアンセに手を出そうと考え始める。

神に背き始める場面ですね。

 

で、オペラ自体も皇帝陛下にハマったか、と言うと、そうでもない。

音符が多いって。

いや、どんな理由やねん!って思ったの、私だけじゃないよね?

 

音符が多いってそれ、弦楽器とか木管楽器が言う文句じゃね?みたいな。

あ、金管楽器に連符持ってくるとか。

そんなことしたら音符が多いなんて文句じゃすまないか←

 

まあ、そういう感じでハマらないわけですよ。

 

たぶん、この後やと思うんですけど、フィガロの結婚もあるんですよね。

んで、この辺で私が1番刺さったセリフ。

 

「劇作家は1人1人の声を順番に描くしかないけれど、私たち作曲家は1度にすべての人の声を示せる。音という形で!」(ニュアンス )

 

なんか、そうか、音って人の声だったんだ、って思った。

そりゃ、各パートには楽譜上には示しきれない役割みたいなのがあると思うけど、でも、なんか、刺さった。

ちょっと吹き方考えなおそうかな、って思うレベルに刺さった。

自分が何かを表す声なんや、と思って吹くのと、普通に吹くのじゃ絶対違うもんね。

んー、このモーツァルトの合奏体験したかったなぁ。

 

あぁ、フィガロの前かな?

もっかいサリエーリがモーツァルトとフィアンセのやり取りに遭遇しちゃうところがあるんですよ。

 

そこはフィアンセの方が罰ゲームとか言って他の男に足を触らせる、みたいなことしてて、そこにモーツァルトが来ちゃうっていう。

 

もう、ここも照史君。

嫉妬深いとかさ、照史君やん←

 

でもまあ、ここも普通に下ネタ祭り。

ここの方が兄組ラジオかな?

 

実際この日の昼公演に兄組の2人いたみたいなんですけど、どんな気持ちで見てたんでしょうね。

うん。普通に笑ってそうだな←

 

で、この辺からモーツァルトの経済状況が良くなくなってきます。

 

フィアンセと無事に結婚したものの、やっぱりお父さんの承認を得てないから悪い噂流されて、仕事がなくなるんですね。

当時の音楽家の収入源でもある弟子もモーツァルトには全然つかない。

代わりにサリエーリは50人もの弟子をとり、宮廷でもその地位をどんどんj上げていく。

 

そして宮廷でエリザベート家のお嬢さんに音楽を教える教師を探しているという噂が流れ始める。

 

エリザベート家ってたぶん、京本君も出てた舞台のエリザベートですよね?

有名なんでしょう。

(この辺のヨーロッパの歴史よく知らないんです、許して)

 

そこで自分を推薦してほしいとモーツァルトは色んな人に言うけど、酔っ払っていらんことまで言うから見捨てられてしまいます。

そして行きついたのがサリエーリのところ。

奥さんもサリエーリへ頼みます。

 

ここでサリエーリは自分の教え子を取られたことの仕返しとしてモーツァルトの奥さんへ自分の家に1人で来るように言います。

つまりは体を売れってことですね。

もちろん、嫉妬深いモーツァルトがそんなこと許すわけないので奥さんは揺れます。

で、最終的にキスだけで済まそうとして帰ります。

 

サリエーリは神に背き、モーツァルトの奥さんを脅したことを一瞬後悔するけど、一瞬だけ。

どうしたものかと頭を一応悩ますけど、やっぱり神に背く方を選択。

 

神が自分ではなくモーツァルトを自分の声を届ける人間として選んだことに気づいたのです。

 

この辺で1回1幕が終了。

終わり方も晩年のサリエーリが「休憩しようか。」ってさって行くんです。

ちょっとクスッてできるポイント。

 

 

 

2幕はモーツァルト夫妻の暮らしがさらに苦しくなる所から。

 

引っ越しに引っ越しを重ね、2人はどんどん貧困層が暮らす場所へと移動していく。

この途中でモーツァルトに子どもができたり、体調が悪くなったり。

一方のサリエーリは神に背いたはずなのに、順風満帆の生活を送っていて、自分でも神は罰を与えないのか?と不思議に思い始める。

 

でもサリエーリとモーツァルトの付き合いは続いていて、モーツァルトは自分に手紙だけを送り続ける父の愚痴をこぼします。

ほどなくしてモーツァルトの父が亡くなったという知らせが。

なんだかんだでモーツァルトはお父さんが好きだったようで大きなショックを受けます。

モーツァルトは人間関係の裏側とかそういういざこざには疎くて、常にお父さんが知らせてくれてたんですね。

それがなくなったから自分は1人ぼっちになってしまった、と思うようになります。

 

それくらいからモーツァルトをある夢を見るように。

それは灰色の仮面をかぶった顔のない人間が近づいてくる夢。

サリエーリはそれはモーツァルトがお父さんを亡くしたことが相当ショックだからだろう、と考えます。

 

でも奥さんはモーツァルトの気が狂ってしまった、と思い、家を出て行きます。

 

モーツァルトはこの辺で例の灰色の男からレクイエムの作曲を依頼されます。

レクイエム。

つまり鎮魂歌。

神へ捧げる歌ですね。

 

サリエーリはなんとかしてそれを阻止したい、と思い、灰色の男に成りすましてモーツァルトの下へ。

 

 

まあ、だいぶすっ飛ばしてるところあるんですけど、ここがもうほぼラストの場面です←

 

サリエーリはモーツァルトに毒を持ったと宣言。

モーツァルトもサリエーリに自分は殺されたのだと言います。

 

ここが!もう!

サリエーリが机をたたく度にモーツァルトが怯えてびくっびくってするんですけど、照史君、こういうの似合いすぎじゃないですか?

え?なんで?なんであんなに怯えてるの似合うの?

レコメンで闇があるとか言われてるせいか、照史君が人間に怯えてるの似合いすぎてるとか思ってしまうんですけど、私だけ?

とりあえずここもめっちゃ照史君で好き。

 

この後にサリエーリにお父さんを見るんですよ。

「パパ、抱っこ!」って。

もうさ!そういうとこもさ!照史君やん!!!←

よくね、ジャニストってさ、小瀧君がわんこって言われるじゃないですか。

でもね、照史君もなかなかにわんこじゃないですか。

もうここはわんこ感MAX。

「抱っこして?」って。

あぁ・・・しんどい・・・

 

で、サリエーリがぎゅっとモーツァルトを抱きしめてその場を去ると、もうモーツァルトは死直前。

 

奥さんが帰ってきて看病するけど、それもむなしく、奥さんがモーツァルトへ声をかけてる間に亡くなります。

この時にモーツァルトは何度もサリエーリが、サリエーリが、って言うけど、奥さんは生きててほしいから「うん、うん。」って半分受け流してるんですよね。

で、奥さんが喋ってる間にモーツァルトの手から握っていた楽譜の欠片がひらひらひらって落ちるんです。

小さいことやけど、それでモーツァルトがもうそこから意識ないってわかるから舞台ってすごいな、って思う。

何気にこの演出が1番好きかもしれないです。

 

モーツァルトの死後、奥さんは再婚してモーツァルトの楽譜を売り始めます。

でも、値段は音符の数が多いほど高いっていう。

いつしかの皇帝に言われたのを皮肉ってるのかなって。

 

 

そして舞台は一気に時間を重ねていきます。

 

サリエーリは晩年に近づくにつれ、神が自分に与えた罰に気づきます。

 

それは、名声を手にしながらも、自分の作品は後世に残らない、ということ。

 

名声だけで中身は空っぽな自分。

それに気づいていながらも死ねない。

自分の作品がどんどん演奏されなくなるのを見続けるという苦しさ。

それが神がサリエーリに与えた罰なのです。

 

サリエーリは最後の抵抗として、晩年に噂を流します。

それが、モーツァルトを殺したのは自分だ、という噂。

 

こうすることでモーツァルトの名前が出ると、そいつを殺したのはサリエーリだ、と自分の名前も後世に残る、と踏んだのです。

でも、神は甘くありません。

誰1人、その噂を信じないまま、サリエーリは自殺にも失敗。

自分の名前が消えゆくのを見続けなければいけなくなったのです。

 

 

 

 

 

んー、だいぶはしょったな(笑)

でも、おおまかにはこんな感じです。

 

実際、モーツァルトってピアノとか弦楽のイメージ強くて、交響曲とかたぶん、ほとんどないですよね。

学生がアマチュアで演奏するのも大体ドボルザークとか、ブラームスとか、もっと後の人やし。

でもできるならモーツァルトの作品やってみたい、と思わされた。

まあ、ピアノやってないし弦楽器もできないんですけど(笑)

 

笑いはもちろんあったけど、伝えたいことみたいなのはすごい難しくて、これ、FCでとったジャス民、わからん人も結構いるじゃね?と思った半分くらいしか理解してない一般枠←

 

でも靑い種子もこんな感じだったもんね。

最後ちょっともやっとするような。

あれに比べたらまだわかりやすかったかな?(失礼)

 

とにかく、出てる人達の迫力とか、圧がすごくて、本当にすごいお芝居見に来たんやな、って何回も思いました。

 

照史君が出てなかったら絶対上演してることも知らんかったやろうし、照史君と照史君を起用しようと言ってくださった方に感謝ですね。

 

では例によって当日に書いていて眠いのでそろそろ寝ます。

 

次回は「中丸君の楽しい時間2」のレポでお会いしましょう!(笑)